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連続テレビ小説(れんぞくてれびしょうせつ)は、NHKが1961年から放映を開始し、現在まで続いている長期テレビドラマのシリーズである。放映期間がほぼ連日に渡る、帯ドラマと呼ばれる形式を採る。通称:朝ドラ(あさドラ)。
目次 |
概要
発想は、「新聞小説があるようにテレビ小説もあってよいだろう」とのことで、1回の放送は短いが、続けて見ていくと大河ドラマのような物語がある構成になっている。
原点となったのは、1958年4月から1963年3月に、平日の毎夕19:15 - 19:30に放送していた帯ドラマ『バス通り裏』である。これはバス通り裏の細い路地にある美容院と高校教師の家庭を舞台にした生放送のホームドラマで、この番組に出演した十朱幸代や岩下志麻、米倉斉加年、常田富士男らが、後に俳優·女優として大成するきっかけを作り、朝ドラの雛形になったとされている。
制作体制は、1974年度までは1年で1シリーズで、1964年度の『うず潮』がNHK大阪で制作された以外は全てが東京で制作されてきたが、1975年度からは半年で1シリーズ(1年に2シリーズ)が制作されるようになった。シリーズ毎に東京制作、大阪制作が交替[1]し、現在は上半期東京制作、下半期大阪制作となっている。原則として上半期は4月、下半期は10月の第1月曜日から放送開始しそれぞれ26週間(まれに27週)放送される(最近は上半期が3月末~4月初旬、下半期が9月末~10月初旬の月曜日から放送開始するようになった)。
視聴者層は、放送時間を鑑みて、主婦や高齢者、余裕のある自営業者などで、長期休暇中の学生や家を出るのが遅い職業人も視聴可能とされる。正午台の再放送では、昼休みの休憩時間にあたる視聴者も多いと推察される。現在では録画機器の一般化により、すべての視聴者を取り込むことが可能となっている。
なお、1970年代中期までの作品は全話見ることがほとんど不可能である。総集編、第1話、あるいは最終回程度しか映像が現存していない場合が多く、中にはスチール写真等の資料は残っているものの動画は全く現存していない作品もある。当時はVTRの録画が2インチ規格でテープの単価が高く操作・編集も煩雑だったことに加え、著作権に関わる問題も多く、番組の資料保管やソフトの販売は安易に行えなかった。全話のソフト化で最も古い作品は1976年前期制作の『雲のじゅうたん』である。
ドラマの題材
傾向
かつては、「逆境に負けずに逞しく生きていく女性」を描くドラマが題材として主流であった。特に、太平洋戦争を実体験し終戦直後の動乱期を生き抜いた女性の半生モノが、朝ドラの王道とされた。しかしながら、その傾向は時代と共に変化している。帯ドラマ(特に昼ドラマ)で見られるような愛憎劇などの要素は少なく、サクセスストーリー、ホームドラマの要素が強い。しかし最近の視聴率低迷で、「ミステリー・サスペンス」路線に方針転換する動きがある。
数は少ないが男性の主人公作品もある(1984年の『ロマンス』『心はいつもラムネ色』、1985年下半期の『いちばん太鼓』、1990年上半期の『凛凛と』、1995年下半期の『走らんか!』など)。
ほとんどの作品がハッピーエンドになっており、主人公の死を描いている作品は少ない[2]。
基本的に全ての作品がフィクションである。原作者・原案者の自伝的な作品(『チョッちゃん』『あぐり』『純情きらり』『芋たこなんきん』など)や特定の実在する(実在した)人物の生涯(『おはなはん』『凛凛と』『はね駒』『てるてる家族』『ゲゲゲの女房』など)を扱った作品もあるが、こうした作品も史実性を重視するものではなく、自由に脚色されたり創作エピソードが加えられたりする。
2000年以降になると時代設定を現代、または近過去に据えたドラマが主流になっている。
舞台
東京制作シリーズでは日本の東京および北海道・東北・信越、大阪制作シリーズでは関西・四国・九州(沖縄を除く)が多い。
近年では東京(東京制作シリーズ)か京阪神(大阪制作シリーズ)の1つの都市と地方の2つの舞台で主人公の人生が営まれる筋書きが多い。2006年度上半期のドラマ『純情きらり』で、初めて三大都市圏の残りの1つである愛知県(岡崎市)を舞台にしたドラマが制作された。
80作目の『つばさ』の舞台は埼玉県となり、これで全ての都道府県が一度は舞台となった。
全くの偶然ではあるが、最近の作品と関連の深い事柄(ロケ地や題材)が大きな事故や自然災害に見舞われることがある。『君の名は』のロケ予定地だった雲仙普賢岳が噴火による大災害に見舞われたり、『まんてん』の劇中で宇宙飛行士になったヒロインがスペースシャトルに乗って宇宙へ行くというシーンが放送される直前にコロンビア号が大気圏再突入時に炎上、墜落するという大事故が米国で発生したり、『こころ』放映終了から1年経過した2004年10月に新潟県中越地震が発生し、このドラマの重要なロケ地でもあった新潟県長岡市(旧山古志村)でも大きな被害を受け全村民を村外へ避難させたりした。2008年8月には愛知県岡崎市で豪雨が発生し、『純情きらり』のロケ地であった伊賀川が氾濫している。
NHKの看板番組の一つであり、その舞台としての撮影地にしばしば多くの観光客が訪れたり原作の書籍や関連商品・出演者が売れたりするなどの社会的影響を及ぼす。このため、経済効果や地域振興を狙って朝ドラの誘致を行う自治体が少なくないとされる。
日本国外を舞台としたものは現時点で『さくら』のみ(ハワイ)で、地域振興の意味がなくなるため海外ロケもほとんど行われなかった。物語上、終盤を除いて海外に異動する等の話が出た場合には主人公は地元に残る事を選び、異動する役に当てられた出演者は物語の途中で出演が終了することが多い。
『だんだん』に引き続き『ゲゲゲの女房』で再度島根県がヒロインの地元として登場、同地域が短期間で2度登場した。
ヒロイン
『おはなはん』以来、ヒロインはオーディションによって選ばれてきた。朝ドラのヒロインに選ばれることは新人女優の有力なスターへの登竜門となっている。もっとも大半はある程度子役や劇団、映画やドラマなどでの経験を持っており、全くの演技初心者としてオーディションを勝ち抜いた人は、90年代以降では田中美里、小西美帆、藤澤恵麻の3人のみである。過去に主演した女優の多くは、程度の差はあれ知名度が上がり活躍の場を広げている。これはNHKの番組が全国にあまねく同時放送されており、幅広い人気を集めやすい事も寄与している。撮影は連日・長期にわたる厳しいものであり、地方出身の設定である事が多いため方言を会得しなければならない場合も多いが、主演女優にとって引き替えに得られるものは大きい。
ただし、朝ドラのヒロインは清純、清潔、爽快な印象があまりにも強くなり過ぎるため、かえって女優としての後の活動範囲や役柄が狭められるという難点もあり紺野美沙子や星野知子等も自著やインタビューの中で役柄と自らの間のギャップに悩んだり、その後の女優活動にも少なからず影響を及ぼしたと述べていた。
また、オーディションでヒロインの最終選考で次点だった女優はヒロインの友人役や姉妹役を配されることが多い。例として、『甘辛しゃん』の小沢真珠、『てるてる家族』の上野樹里、『ちりとてちん』の宮嶋麻衣は番組情報誌やNHKの別の番組で次点であったことが伝えられている。
しかし、最近はオーディションを行わず、それぞれ実績のある女優(2006年度の『純情きらり』での宮﨑あおい、『芋たこなんきん』での藤山直美、2008年度下半期『だんだん』でのマナカナ、2011年度上半期『おひさま』での井上真央[3]など)を起用することがある。NHK側は、ヒロインの低年齢化により設定の幅が限られてきたためとしている。そのため、現在までは、題材によってヒロイン選考方法も適宜選択されている。
2009年度上半期では『つばさ』の多部未華子、2010年度下半期では『てっぱん』の瀧本美織がそれぞれ平成生まれでのヒロインとなった。
収録開始時に、前期のヒロインが陣中見舞いし、お互いにゆかりのものを交換する、というバトンタッチセレモニーが行われることもほぼ恒例となっている。
放送日時
各作品の1話あたりの放送時間は15分である(第1作『娘と私』のみ20分)。通常、年末年始(12月29日から1月3日)は放送を休止する。そのため、週の途中で放送が終了するケースがあり、近年ではその年の放送最終日(通常は12月28日)を総集編的な内容(主人公の回想など)とし、翌年の放送初日(通常は1月4日)を作品世界における正月とする傾向がある。また、年度によって曜日配列上12月28日が月曜日にあたるか、1月4日が土曜日にあたる場合はその週の放送がなく、次週の月曜から再開するケースもある。また近年、年末年始にはドラマの前半のまとめや収録の舞台裏、あるいは後半の見所を取り上げる特別番組を放送することもある。
本放送
- NHK総合、デジタル総合、NHKワールド・プレミアム: 月曜 - 土曜、8時00分 - 8時15分
- BShi: 月曜から土曜、7時30分 - 7時45分
- BS2: 月曜から土曜、7時45分 - 8時00分
- テレビジャパン(アメリカ合衆国、カナダ、プエルトリコ):
- NGN(Nippon Golden Network、ハワイのケーブルテレビ日本語チャンネル):
- 月曜から土曜、20時15分 - 20時35分(約3ヶ月遅れ、英語字幕付。放送前後にCMが入るため全体の放送時間は20分)
8月6日は広島平和記念式典中継のため、8時35分頃(広島・岡山・松江・山口の各局は8時50分頃)からの放送となる(式典の進行状況による繰り下げあり)。
2010年3月29日開始の『ゲゲゲの女房』から、NHK総合の朝の番組編成リニューアルに伴い8時スタートとなった。[4]。
再放送
- NHK総合、デジタル総合: 月曜から土曜、12時45分 - 13時[5]
- NHKワールド・プレミアム:
- 月曜から土曜、12時45分 - 13時
- 火曜から日曜、1時45分 - 2時
- BS2:
- 月曜から土曜、19時30分 - 19時45分(2007年1月8日から)
- 土曜、9時30分 - 11時(1週間分をまとめて放送)
- テレビジャパン:
- 月曜から土曜、10時10分-10時25分(東海岸)
- 月曜から土曜、7時10分-7時25分(西海岸)
- 月曜から土曜、5時10分-5時25分(ハワイ、アメリカ本土が夏時間の間は4時10分-4時25分)
1994・1995年度にはBS2で23時台を基調とした夜間の再放送を行っていたが、開始時間が不安定だったため、1996年度からは土曜日の午前中に1週間分をまとめて再放送する形になった。
アンコール放送
1993年4月から2008年3月まで、過去に放送された作品をBS2で再放送していた。朝7時30分からの「連続テレビ小説」の先行放送のすぐあとに放送された。ただし、1993年4月期の『おはなはん』のみ朝8時30分から放送された。NHKワールド・プレミアムでも同様の作品を放送している。また、2004年度には、19時台帯に朝とは別の作品をアンコール放送していた。
2008年から『NHKニュースおはよう日本』の7時台全国パートが7時45分まで拡大され、それに伴い本放送作品の衛星放送での初回放送日時の入れ替えがあったため、終了時刻の変更がない土曜(7時30分まで)、祝日(7時25分まで)を含めアンコールの放送は終了となった。BS2の土曜7時30分は実質的な後継番組として『とっておき世界遺産100』を放送している。
2010年4月からアンコール放送が再開され、「ちりとてちん」がBS-hiで再放送される。
放送休止事例
地震や事故など大きなニュースが入った場合でも、まず休止はされず(特に初回放送)、時間変更のみがされる。放送休止となった場合は基本的には翌放送日に2本分をまとめて放送する。放送が休止された主な事例は以下のとおり。
- 1989年1月7日(『純ちゃんの応援歌』) - 昭和天皇崩御のため。以降は放送予定そのものが休止となり、放送を再開した1月14 - 20日の間は2本分をまとめて放送。
- 1995年1月17日(『春よ、来い』) - 阪神・淡路大震災のため。翌18日から1日ずつ繰り下げ、その週の土曜日の21日に2話分放送した。
- 2003年3月20日(『まんてん』) - 再放送が、イラク戦争の開戦に伴う特別番組編成のため休止。翌21日に2日分の再放送が行われた。
- 2005年8月16日(『ファイト』) - 再放送が、宮城県南部地震にともなう特別体制のため中止。17日に2日分再放映された。
- 2006年7月5日(『純情きらり』) - 同日に発生した北朝鮮によるミサイル発射実験関連ニュース放送のため、総合テレビでの本放送・再放送が休止。6日以降放送日を1日ずつ繰り下げ、8日に2話連続で放送した。なお、BS2・BShiでは予定通り放送されたため、5日から7日の放送は衛星2波が1日先行する形となった。
- 2007年7月16日(『どんど晴れ』) - 再放送が平成19年(2007年)新潟県中越沖地震にともなう特別体制のため中止。翌17日に2日分再放映された。
- 2007年9月12日(『どんど晴れ』) - 再放送が安倍晋三内閣総理大臣の辞意表明によるニュースのため、途中で打ち切りとなった。翌13日に2日分再放映された。
- 2008年7月19日(『瞳』) - 東北地方のみ、再放送が当日11時39分に福島沖で発生した地震とそれに伴う津波注意報発令(11時41分発令)に伴う関連報道を放送した関係で総合テレビでの放送が中止となった。尚、中止になった総合テレビでの再放送分は翌日の7月20日日曜日7時45分から放送された(東北地方のみ)。再放送ながら日曜日に放送されるのは、恐らく初めてであろう。
放送休止による事例ではないが、2002年9月20日放送予定だった『さくら』の総合テレビ・朝の初回放送で、担当者の確認ミスによって翌21日放送分が誤って放送される放送事故が発生したため、21日朝に2日分まとめて放送された。担当者は処分を受けた。
視聴者の数
朝ドラは、かつてはNHK総合による本放送、再放送だけであったが、現在ではこの他に、衛星放送・ハイビジョンによる再放送・時差放送が行われる。そして、この内の少なくとも一つの放送をリアルタイム、または録画して見ている人を調べる手段はない。現在において利用できる指標は、NHK総合の本放送を自宅で視聴している人の割合である、いわゆる「視聴率」(ビデオリサーチの調査)しかないので、以下は「視聴率」に基づいて記述する。
視聴率
(以下の記述はビデオリサーチの調査による数値に基づく)
朝ドラが1964年に開始された後しばらくは平均視聴率が40%以上を記録する作品はめずらしくなく、朝ドラはNHKの看板番組であった。しかし、その後は低下傾向が続き、『はね駒』(1986年上半期)が41.7%を記録した後は、再び40%以上を記録することはなくなる。なお、最高平均視聴率は『おしん』(1983年)が記録した52.6%である。
最後に30%以上を記録した作品は『かりん』(1993年下半期)の31.4%であり、最後に25%以上を記録した作品は『すずらん』(1999年上半期)が最後である。2004年以降、平均視聴率が20%を超えた作品はない。
2009年下半期までで平均視聴率が最低の作品は、関東地区、関西地区とも2010年春に放送が終了した『ウェルかめ』(関東13.3%、関西10.6%)。次いで2009年上半期に放送された『つばさ』(関東13.8%、関西11.3%)、第3位は『瞳』(関東15.2%、関西では14.8%)。なお、2009年時点において視聴率のワースト4(関東)を記録している『ちりとてちん』は、DVDの売り上げについては史上最高を記録している(NHKエンタープライズ発表、2008年6月10日)。21世紀に入ってから新作が放送される都度、平均視聴率のワーストを更新するケースが続いている状態である。
NHKの本放送の「視聴率」が下がってきている理由には、衛星放送での先行放送、リアルタイムで自宅でテレビを視聴することが可能な人の割合の減少、かつて8時30分開始が主流だった民放の朝のワイドショー番組の開始時間の繰り上げなどが挙げられている。
視聴率の低落傾向を打開する意図もあってか、2006年度分の主役オーディションの中断に加え、現代ものから昭和年代記への回帰が断行されたが、2007年春の『どんど晴れ』以降は題材・オーディションの有無ともに適宜選択されている。
番組の構成
- オープニングの題名表示には、その題名の前に必ず青地白文字の「連続テレビ小説」のシリーズタイトルが入る。
- 番組開始時に画面右上に表示される「解説放送」(後述)・「字幕放送」テロップについては、一時期は月曜日のみの表示となり、火曜日から土曜日にはそのテロップが表示されなかった時期もあったが、現在は全ての曜日に表示されている。
- 出演者の役柄等のクレジットは毎日オープニングで行われているが、スタッフのそれについては毎週月曜日の放送のみに出している。そのため、月曜日放送のテーマ音楽は少し長めに放送される。なお、他の曜日でもストーリー展開上時間が余る場合や出演者が多い場合にはロング版のテーマ音楽が流れる場合もある。
- 2002年の『さくら』以後は、エンディング5秒にドラマに関連した写真等のミニコーナーが設けられている。
- 1996年上半期放送の『ひまわり』以後は、週ごとにサブタイトルが付く(『すずらん』、『てるてる家族』など一部の作品を除く)。『ひまわり』のときは2週で1題、それ以後は1週1題、週タイトルが付けられるようになった。これを導入したことで、毎週土曜日の放送では次週の予告編が末尾1分程度放映されている。作品によっては出演者のナレーションが入る場合もある。
- 予告編のナレーションが入った作品
- あぐり(出演者が週替わりで担当)
- さくら(第1週と最終週はヒロイン・さくら=高野志穂、その他は出演者が週代わりで担当)
- まんてん(満天 宮地真緒)
- こころ(こころ 中越典子 週によっては他の出演者が担当)
- てるてる家族(冬子 石原さとみ 第8週から。週タイトルはなし)
- わかば(若葉 原田夏希)
- 風のハルカ(ハルカ 村川絵梨 2005年末のみ)
- 純情きらり(桜子 宮崎あおい 週によっては他の出演者が担当)
- 芋たこなんきん(ナレーターの住田アナが、女学生編放送の直前の予告編だけナレーションを入れた)
- ちりとてちん(本編ではないが、主に土曜・日曜に放映される30秒スポットで喜代美(徒然亭若狭)=貫地谷しほりがナレーションを入れた予告編を流す場合がある)
映像比率
『さくら』からハイビジョン収録されている。また、2004年度からはアナログ放送、NHKワールド・プレミアムの放送では映像比率を13:9、2005年度からは14:9、2010年度から16:9のサイズにて放送されている。
BS2のデジタル放送については『純情きらり』まで初回放送はアナログ放送と同じ13:9→14:9(画角情報は4:3)、再放送は16:9で放送されていたが、2006年10月の『芋たこなんきん』から は初回放送についても16:9で放送されている。BS2のアンコール作品の放送でもハイビジョン収録の場合、デジタルは16:9、アナログ放送、NHKワールド・プレミアムでは14:9で放送される。
なお、総合テレビの映像比率は、2009年度までがアナログが14:9レターボックス、デジタルは16:9フルサイズだったが、前述どおり2010年度よりアナログはレターボックス16:9となっている。
副音声解説
1990年度より、視覚障害者に向けた「解説放送」を副音声(デジタル総合テレビ、デジタル衛星第2テレビ、デジタル衛星ハイビジョンはステレオ2音声)で行っている。NHKワールド・プレミアム(海外向けテレビ番組配信)では副音声解説放送は行われていない(通常のモノラル放送となる)。また、デジタル総合テレビとデジタル衛星ハイビジョンではデータ放送も実施。
なお、総集編の時にも副音声解説があるが、特別編(上半期は大体ゴールデンウィークか海の日、下半期は年末年始に多い)では副音声解説はなく、ステレオ放送のみ行われる。また、『私の青空』や『ちゅらさん』の続編が「月曜ドラマシリーズ」や「土曜ドラマ」といった別のNHKドラマ枠で放送された際も同様であった。
現在、NTSC(地上波アナログ放送)において、連続ドラマの副音声解説が常時行われているのは、民放を含めてもこの朝ドラのみである(但し、視覚障害者を題材にした作品が放送される場合にはその作品の期間だけ解説を入れる場合がある[6])。
- 音声解説のナレーター
関連番組
総集編は1976年度上半期の『雲のじゅうたん』、1983年度放送の『おしん』で制作されていて、1996年度下半期の『ふたりっ子』以降は、一部を除いて基本的に総集編を制作されている。以前は総合テレビ、BS2テレビとも年度下半期の作品は夏休み(8月)に、上半期のものは年末(12月)に放送していたり、総合テレビで年末に一括して放送されることもあった。現在は年度上半期は年末、下半期のものはゴールデンウィーク期間中が常である。基本的には1回45分を4~5回に分けるが、『ちゅらさん』(2001年度上半期)、『どんど晴れ』(2007年度上半期)は75分×3回に分けたりするなどの例外がある。
下半期の作品では年末年始に、上半期の作品ではゴールデンウィークや夏休み期間などに特別編を放送する場合が多い。
『私の青空』や『ちゅらさん』は続編が制作されたほか、特別編(『純情きらりスペシャル・桜子と達彦愛の軌跡』『風のハルカ・春の感謝祭スペシャル』など)が放送される場合もある。『ちりとてちん』では主要登場人物によるスピンオフドラマがはじめて製作放映された。また、本編のストーリーが舞台化(『さくら』、『わかば』など)、映画化(『すずらん』、『ゲゲゲの女房』)されて再登場する場合がある。
放送作品一覧
作品の現存状況
『マー姉ちゃん』より前に制作された作品は、家庭用VTRで寄贈されたもの(後述)を含めても、『いちばん星』と『雲のじゅうたん』を除き、NHKには全話現存しないとされる。1980年頃まで使用されていた放送局用ビデオテープ(2インチVTR)は非常に高価で大型であり、収録された映像は放送終了後に消去されて他の番組に使い回されていたためである。
現代の感覚では多額の制作費をかけた映像作品を消去することは重大な資産の損失であると考えられるが、当時の感覚は逆で、非常に高価で保管にも費用のかかるビデオテープを再利用しない方が損失であると考えられていた。当時のNHKでは本放送終了後にテレビドラマの再放送がほとんど行われず、ビデオの販売などは思慮の外だったことから16作品が欠品状態となっている。それでも重要な放送回や最終回もしくは総集編は映像資料用として保存していたようだが、『たまゆら』・『信子とおばあちゃん』・『繭子ひとり』の3作品に至っては1話も映像が現存していないため、「幻の連続テレビ小説」と言われている。
『虹』は映像は現存するが何話目なのかは不明とされている。
NHKでは保存していなかった作品を視聴者がビデオ(当時は大変に高価だった)で録画保存していたものが発見されて寄贈されることもあり、いくつかの作品は寄贈されている(ただし、家庭用ビデオ機器による録画であることとテープの経年劣化により画質が悪く、市販できるものではない)。
民放との関係
古くから民放各局は、「連続テレビ小説」の出演者(特に主役)の起用や、「連続テレビ小説」に似たドラマ(帯ドラマ他)の放映に力を入れるなど、軽視はしていなかったが、民放を通じた「連続テレビ小説」関係の芸能情報報道や、朝の「連続テレビ小説」放映時間帯の開拓はそれほど行ってこなかった。
長年、朝の「連続テレビ小説」放映時間帯に重なる時間帯で存在感を示してきたのは、フジテレビの子供向け番組枠(ママとあそぼう!ピンポンパン→ひらけ!ポンキッキ→ポンキッキーズ。なお、この流れの番組は現在は同時間帯ではない)程度であった。
また、以前は「連続テレビ小説」や「大河ドラマ」等、NHKのドラマの作品が民放の東京12チャンネル(現・テレビ東京)や沖縄テレビ放送で再放送された事があったが、2005年からは、ファミリー劇場、チャンネル銀河などの民間CS局で「連続テレビ小説」の作品が再放送されている。
番組宣伝について
NHKニュース7(従来のNHKニュース (午後7時))で次回作発表とヒロイン紹介が必ず採り上げられる。クランクアップ(撮影終了)の時には出演者・スタッフの労をねぎらってくす玉がスタジオに吊るされ、ヒロインがそれを割り、また出演者のスピーチが行われる。この模様はNHKオンラインのこれ見て!ムービーに掲載されるほか、スポーツ新聞やNHKの広報番組(『スタジオパークからこんにちは』など)で紹介されることがよくある。主要な出演者は『スタジオパークからこんにちは』・『土曜スタジオパーク』・『日曜スタジオパーク』にゲスト出演することが多い。主演ヒロインに関しては、主に番組が終盤に差し掛かり、収録もクランクアップとなった後に『スタジオパークからこんにちは』へ、また大阪発となる番組のヒロインは、『土曜スタジオパーク』が大阪発の全国放送となる10月下旬か11月初旬の回に登場することが多い。
- 中日新聞社系列の地方新聞(中日新聞、北陸中日新聞、日刊県民福井、東京新聞)では朝ドラヒロイン執筆のコラム「スタジオ日記」が週1回掲載されていた(新聞社によって掲載日は異なる)が、2004年度下半期のわかば以降はそれが掲載されていない。
- 東京ニュース通信社のTVガイドでも、ヒロインを冠とした1ページ記事を連載したり、Yahoo! JAPANのYahoo! TVではNHKエンタープライズとタイアップしてweb連載を掲載したりしている。
- 東京製作のヒロインが中央競馬のNHKマイルカップのゲスト出演や表彰プレゼンテーターをする場合がある。
- 大阪製作の朝ドラのヒロインは毎年、10月ないしは11月の社会人野球日本選手権大会の開会式・始球式、2月3日開催の成田山不動尊(大阪府寝屋川市)での豆撒き、3月に開かれる琵琶湖開きの来賓ゲストとして出席するのが恒例となっている。但し、2005年の『風のハルカ』の時は、主演の村川絵梨は社会人野球の始球式と成田山別院での豆撒きには出席しなかった。
関連項目
- ポーラテレビ小説 - かつての裏番組、昼が本放送で翌日の朝に再放送を行った。
- 朝の連続ドラマ
- てれび絵本 - ヒロイン経験者が朗読を勤めた番組がある。
- 銀河テレビ小説
- ドラマ新銀河
- NHK夜の連続ドラマ
- 大河ドラマ - 同じNHKで放送されている夜のドラマ。
- チャンネル銀河(過去に放送された作品の再放送を実施している)
脚注
外部リンク
- 連続テレビ小説ホームページ - 現在放映中のドラマの紹介
- 連続テレビ小説の一覧
- ビデオリサーチ・朝ドラ視聴率一覧
| NHK連続テレビ小説 | |
|---|---|
| 1960年代 | 娘と私 - あしたの風 - あかつき - うず潮 - たまゆら - おはなはん - 旅路 - あしたこそ - 信子とおばあちゃん |
| 1970年代 | 虹 - 繭子ひとり - 藍より青く - 北の家族 - 鳩子の海 - 水色の時 - おはようさん - 雲のじゅうたん - 火の国に - いちばん星 - 風見鶏 - おていちゃん - わたしは海 - マー姉ちゃん - 鮎のうた |
| 1980年代 | なっちゃんの写真館 - 虹を織る - まんさくの花 - 本日も晴天なり - ハイカラさん - よーいドン - おしん - ロマンス - 心はいつもラムネ色 - 澪つくし - いちばん太鼓 - はね駒 - 都の風 - チョッちゃん - はっさい先生 - ノンちゃんの夢 - 純ちゃんの応援歌 - 青春家族 - 和っこの金メダル |
| 1990年代 | 凛凛と - 京、ふたり - 君の名は - おんなは度胸 - ひらり - ええにょぼ - かりん - ぴあの - 春よ、来い - 走らんか! - ひまわり - ふたりっ子 - あぐり - 甘辛しゃん - 天うらら - やんちゃくれ - すずらん - あすか |
| 2000年代 | 私の青空 - オードリー - ちゅらさん - ほんまもん - さくら - まんてん - こころ - てるてる家族 - 天花 - わかば - ファイト - 風のハルカ - 純情きらり - 芋たこなんきん - どんど晴れ - ちりとてちん - 瞳 - だんだん - つばさ - ウェルかめ |
| 2010年代 | ゲゲゲの女房 - てっぱん - おひさま |
| NHKのテレビドラマ枠 | |
|---|---|
| 現在 | 連続テレビ小説 - ドラマ10 - 土曜時代劇 - 土曜ドラマ - 大河ドラマ |
| 過去 | 銀河ドラマ - 銀河テレビ小説 - ドラマ新銀河 - 連続ドラマ(よるドラ) - 少年ドラマシリーズ - ドラマ愛の詩 - 時代劇ロマン - 月曜ドラマシリーズ - ドラマDモード - 水曜時代劇 - NHK新大型時代劇 - NHK水曜ドラマ - 木曜時代劇 - ドラマ8 - 大衆名作座 - ドラマ家族模様 - 金曜時代劇 - NHK金曜ドラマ - ドラマ人間模様 - NHKドラマ館 |
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