詳しい解説
| 尼崎競艇場 | |
|---|---|
| 施設 | |
| 所在地 | 兵庫県尼崎市水明町199-1 |
| 施行者 | 尼崎市・伊丹市 |
| コース | |
| 水面 | 人工 |
| 水質 | 淡水 |
| モーター | 減音 (ヤマト301型・大型吸気サイレンサー) |
| 場外発売場 | |
| |
尼崎競艇場(あまがさききょうていじょう)は兵庫県尼崎市にある競艇場である。
目次 |
概要
水面北側に観客スタンドがあり、南側には阪神電車の高架が通る。スタンドからピットの様子を見ることのできる唯一の競艇場。かつて、この一帯は湿地帯であり、夏季は蚊が大量発生するなど、衛生面で非常に問題となっていた。戦後、この土地を埋め立てる計画が出たところ、競艇の開催地を探していた日本船舶振興会と、戦後の復興資金確保に躍起だった尼崎市との間で、競艇場への活用が決まったのであった[1]。
開設後は、立地条件の良さもあって、全国でも有数の売り上げを誇る競艇場となったが、近年はナイターレースを行う競艇場などに押され、長らく続いてきた2号賞金場の地位を明け渡し、2008年度から1号賞金となっている[2]。
比較的後期まで標準型モーターが使用されていたが、2010年5月4日初日の開催より、大型吸気サイレンサー付きの減音型モーターを採用した[3]。
基本的には住之江競艇場との開催は重ならない(年末年始や荒天中止の順延分除く)。その理由として場所が近いこととボートピア神戸新開地及びボートピア梅田で両場の舟券を発売(両場以外でGIやSGが開催されていると三場同時発売になりファンが混乱するため)しているからである。
実況はメディアターナーの千葉誠一と鹿島俊昭が担当している。以前は内田和男アナが担当していた。
コース概要
もともと湿地帯であった場所を土地改良を行うために作られた人工池であるため[1]、水質は淡水。癖が少ないと言われ、広いコースはカマシを得意とする選手に好まれている。フライング警報装置であるSKS(スタートタイミング感知システム)が1995年(平成7年)6月29日より使われていたが、2006年(平成18年)4月1日をもって廃止された[4]。
その他
- この競艇場の名物として、「多幸焼(たこやき)」がある。見た目はタコ焼きだが、タコの代わりにコンニャクが入っている。6個100円。個数ではなく、金額で注文する。
- 締め切り間近を伝える音楽は、シューベルト「野ばら」のオルゴール音が使用されている。5分前より鳴り始め、3分前にテンポが速くなる。
- 2003年9月4日、一般競走優勝戦で全艇フライングしたことがあった。[5]
- 2002年頃、ナイターの開催を計画していたことがある。2008年は7月から8月の一部期間で薄暮競走「サマータイムレース」が試験的に開催された。
- 尼崎市内の児童会で、コース内の池でゴムボートを使用した研修を行っていた事がある。
- マスコットキャラクターはカエルの「センプル」(名前は尼崎センタープールが由来)と「ピンクル」(名前はピン=1着が来るが由来)である。
主要開催競走
周年記念(GI)として近松賞が行なわれている。
企業杯(GIII)としてUCCカップが行なわれている。2007年には報知新聞社杯争奪モーターボート大賞トライアル競走が行なわれた。
新鋭リーグ戦の名称はプリンスロード。毎年、リーグ第1戦として行われることが多い。女子リーグ戦の名称はクイーンロード。毎年、リーグ最終戦として行われることが多い。ゴールデンウィークには六甲賞競走、お盆には楠公杯争奪オール兵庫王座決定戦がそれぞれ開催されている。
2006年より、新年最初の開催はオール女子レースで行われている。これは同時開催となる住之江競艇場でオール大阪のレースが行われ、大阪の競艇ファンがそちらに流れがちになる対策として始まったものであると言われている。初日には選手紹介も行われ、正月ムードと相まって華やかになることが好評となり、以来オール女子レースで行われることが恒例となりつつある。
このため、兵庫支部の有力男子選手は年末最後の「今年もありがとう競走」(2006年まではサンテレビ杯争奪、2007年はビクトリーチャンネル杯争奪、2008年はアクアコンシェルジュ杯争奪)に斡旋を受けることが多く、正月レースは三国競艇場・びわこ競艇場・津競艇場など近隣の競艇場のレースに参加することになる。兵庫・大阪対抗戦として、阪神杯が住之江競艇場と交互に隔年で行なわれている(2007年は住之江で開催)。
SG開催実績
| 年度 | 競走名 | 優勝者 | 登番 | 出身 |
|---|---|---|---|---|
| 1957 | 第3回全国地区対抗競走 | 金藤一二三 | 121 | 大阪 |
| 1967 | 第14回全日本選手権競走 | 優勝者なし | ||
| 1987 | 第14回笹川賞競走 | 野中和夫 | 2291 | 大阪 |
| 1991 | 第38回全日本選手権競走 | 原田順一 | 2273 | 福岡 |
| 1997 | 第7回グランドチャンピオン決定戦競走 | 市川哲也 | 3499 | 広島 |
| 2001 | 第36回総理大臣杯競走 | 烏野賢太 | 3304 | 徳島 |
| 2001 | 第6回オーシャンカップ競走 | 石田政吾 | 3635 | 石川 |
| 2002 | 第29回笹川賞競走 | 西島義則 | 3024 | 広島 |
| 2004 | 第31回笹川賞競走 | 上瀧和則 | 3307 | 佐賀 |
| 2009 | 第56回全日本選手権競走 | 松井 繁 | 3415 | 大阪 |
兵庫支部
かつて兵庫は選手数も少なく、大レースでの華々しい活躍からも遠ざかっていた支部の一つであったが、21世紀になってからは若手の台頭が著しく、GI競走での健闘も目立つようになってきた。そして2006年10月29日の全日本選手権競走(福岡競艇場)において、魚谷智之が優勝・吉川元浩が2着に入る大活躍を見せる。これは兵庫支部として実に46年ぶりのSG制覇という快挙であった。ちなみにこのレースで、尼崎競艇場での場外発売分については払い戻し額が売上額を大幅に超えたという逸話が残っている[要出典]。
2007年12月24日に福岡競艇場で行われた賞金王決定戦において、吉川元浩が初出場初優勝の快挙を成し遂げた。これにより2007年の年間賞金獲得額の1位と2位が兵庫支部所属選手(1位:魚谷智之、2位:吉川元浩)となり、兵庫勢が競艇界を席巻した年となった。
2007年11月現在、兵庫支部所属の選手は女子6名を含む59名。うち半数以上がA級に在籍しており、精鋭揃いである。また一般戦での「インの鬼」と呼ばれるベテラン選手も多く、個性溢れる軍団として活気がある。第6回競艇名人戦(戸田競艇場)の勝者、水野要もこの支部に属する。水野は、朝日放送(ABC)の人気番組「探偵!ナイトスクープ」の企画で「モンキーターンをやってみたい!」という6歳の競艇ファンの男の子と一緒にペアボートに乗艇し(3号艇)、向所浩二(2号艇)、山本隆幸(1号艇)と尼崎競艇場で対戦したことがあり(3コースから1着、決まり手:抜き)、その男の子に「(競艇選手の中で)いちばんモンキーターンが下手」と評されている。ただし、水野はコンスタントにA級を維持している実力者である。星野政彦・白石健など大阪府北部在住の一部の選手も、住之江競艇場に比べてより近い尼崎競艇場をホームとして兵庫支部に在籍している。また、「ゲンコー(吉川元浩)」「カマギー(鎌田義)」「シラケン(白石健)」など、名前をもじった愛称で選手間やファンに親しまれている選手も多い。中でも実力・人気ともに最も高い魚谷智之は、「うおちゃん」「さかなや」などと呼び親しまれている。
場外発売場
- ボートピア神戸新開地 - 神戸市兵庫区新開地
- ボートピア姫路 - 姫路市魚町
- ミニボートピア洲本 - 兵庫県洲本市海岸通、洲本ポートターミナル内
- ミニボートピア滝野 - 兵庫県加東市北野、滝野社インターチェンジそば
- ボートピア梅田 - 大阪市北区堂山町
ボートピア梅田は、住之江競艇場の施行者である大阪府都市競艇組合および箕面市が設置している。
SG開催予定
脚注
- ^ a b 尼崎競艇の誕生
- ^ 一般戦の優勝賞金は2号賞金場84.2万円に対し、1号賞金場は64万円となるなど、記念競走以外の各賞金が低く抑えられる
- ^ 尼崎競艇 モーター仕様の変更のお知らせ
- ^ SKS(スタートタイミング感知システム)の廃止につきまして
- ^ [1][2]競艇web
アクセス
- 阪神本線・尼崎センタープール前駅北出口すぐ。開催日には専用の歩道橋・尼崎ファンロードで正面玄関まで雨に濡れずに行くことができる。
- JR西日本立花駅と阪急神戸線塚口駅より、臨時の無料送迎バスが運行されている。
外部リンク
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