詳しい解説
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|} 『火の鳥』(ひのとり)は、手塚治虫による漫画作品。火の鳥(不死鳥)をモチーフにした一連の作品からなっている。未完の漫画。
目次 |
概要
手塚治虫が漫画家として活動を始めた初期の頃から晩年まで手がけられており、手塚治虫のライフワークといわれている。古代から超未来まで、地球(主に日本)や宇宙を舞台に、生命の本質・人間の愚行・愛が、手塚治虫自身の思想を根底に壮大なスケールで描かれる。この作品に多くの漫画家が影響を受けた。
最初に連載されたのは1954年(昭和29年)、学童社の『漫画少年』の「黎明編」(後に『COM』に連載されたものとは異なる)だったが、学童社はその後約1年ほどで倒産、この「黎明編」は未完に終わる。 その後、「エジプト編」・「ギリシャ編」・「ローマ編」が『少女クラブ』に連載され、それ以降の作品は、『COM』、『マンガ少年』、『野性時代』に連載された。掲載誌が次々と廃刊・休刊することから、当時の出版業界では、本作が掲載されると廃刊になるとも言われた[1]。
『COM』以降の作品は、過去と未来が交互に描かれ、だんだん現代に近づいていくという構成になっており、最後は現代を舞台とした物語になるはずだった。ハッピーエンドは少なく、主人公たちは悩み、苦しみ、闘い、運命に翻弄され続ける。
いずれは『鉄腕アトム』等の代表作と繋げていく予定だった。万物は輪廻するという考えが作中に見られるが、後半に進むにつれその表現が減少して行き最終作である「太陽編」でも単行本化の際に輪廻に関する部分がかなり削除された。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
主な登場人物
ここでは複数の編にまたがり登場する人物等を紹介する。
- 火の鳥
- 人智を超えた存在で、100年に一度自らを火で焼いて再生(幼くなる)する事で永遠に生き続ける。元々は天界で飼われていたが、地上界に逃げ出した。人語を解し、未来を見通す。また、その生血を飲めば、永遠の命を得る事ができるという。呼称は鳳凰・火焔鳥・フェニックス(不死鳥)など。時空を超えて羽ばたく超生命体として描かれる。モデルは実在のキヌバネドリ目キヌバネドリ科の鳥ケツァール。その身体は宇宙生命(コスモゾーン)で形成されており、関わった人々の魂をも吸収して体内で同化し生かし続ける事も可能。話によっては人との間に娘を得ていたりもする。
- なお、『ブラック・ジャック』等の手塚作品において「フェニックス」等の名前でしばしば出演しているが、基本的には普通の鳥として出演し、言葉は話さない事が多い。
- 猿田
- 猿田彦、猿田博士、我王、鞍馬の天狗など、共通して大きな鼻の持ち主と運命付けられているが、それぞれの編の世界観に合わせ名前やキャラクター、何ゆえにそのような大きな鼻を持ったのかの由来が少しずつ異なる。猿田彦、八百比丘尼の父は「元々醜い顔で、さらに鼻が大きくなった」、猿田博士は「元よりそのような顔と鼻」、我王は「病で醜くなると同時に鼻も大きくなる」、宇宙編の猿田は「元より鼻は大きく、さらに醜くなる」、生命編/太陽編の猿田は「鼻が大きいだけでそれ以外は醜くはない」など、作品ごとで異なる。鼻が大きい理由も、猿田彦は蜂によるもの、八百比丘尼の父は鼻癌であるが、それ以外は原因不明。
- 作者自身がモデルという説もあるが、作者自身の自画像とは懸け離れており、作者自身をモデルにしたキャラクターは、乱世編に実の先祖でもある手塚太郎光盛として登場している。
- 始祖猿田彦の犯した数々の悪行を清算する為に酷い目に遭う宿命にあるが、『鉄腕アトム』のお茶の水博士は罪の清算が終わりつつある結果であると後に設定された。アトム作中でお茶の水博士が事件に巻き込まれ酷い目に遭ったり果ては死にかけたりするのはまだ罪が残っているためらしい。「鳳凰編」では我王が「未来編」の猿田として生まれ変わり人類の最期を看取ることが描写されている。基本的には猿田にまつわる人物の殆んどはその醜さから女性との縁が無い事が多いが、一部の猿田にはその容姿とは関係無しに純粋に女性(猿田とは正反対の美女)に惚れられた者もおり、その女性は後の猿田の名がつく者に繋がるとされる子孫を身籠っている。
- ムーピー
- いかなる厳しい環境にも耐えうる生命力を持つ不定形生物。巧みな変身能力を有し、人型をとり人間の社会に溶け込むこともできるが、その能力から人気が高く人に狩られてしまうため、どこかの星で集団でひっそりと暮らしている。「未来編」では一種のテレパシー能力を用いた「ムーピー・ゲーム」が人類をスポイルするとして、保有を禁止されたペットで、主人公・山之辺マサトの恋人タマミがそのムーピーだった。寿命は人間より遥かに長く、500年位は生きられる。「望郷編」では人間とムーピーのハーフが繁栄する。
- ロック
- 35世紀における都市国家メガロポリスヤマトの中央本部に勤務する1級人類戦士。エリートで、同期でありながら総合審査によって自分の部下となった「未来編」の主人公マサト(2級で宇宙飛行士である)に対して辛く当たるが、戦争を嫌い「未来編」において人間の愚かさを見事に演じ切ったキャラクターでもある。試験管ベビーとして誕生したので両親はいない。強いて言えば自分を生み出した精子と卵子を選んだ中央コンピュータ「ハレルヤ」が親。「大地編」では主人公として登場する予定だったようである。
- ロビタ
- 26世紀、「復活編」にて主人公のレオナとチヒロが結ばれて誕生。臀部のベアリング(?)で滑るように動き(電子頭脳が大きくなりすぎてバランスが悪く、二足歩行を断念)、腕は2本指であり、構造は非常に単純。一方でレオナの記憶を受け継いだため、普通のロボットと違い人間臭い感情を持つ。稼動限界の後に業者が引き取って、その構造を模して記憶をコピーした物が量産される。技術の進歩によってより精巧なロボットが造られても、ロビタはその人間臭い感情によって多くの人間に好まれ数世紀に亘って量産されるが、その一方でロボットを人間の道具と考える人間にとっては極めて不快な存在でもあった。31世紀の頃、あるロビタが自分の家の放射能農場に迷い込んだ子供を殺した(子供が親や家政婦よりなついているロビタに会いに来てしまった事故が真相)という冤罪を受けるが、数十年間裁判を繰り返しついに、裁判官が個体ナンバーを特定できなかったという理由から事件発生時に農場で働いていたロビタ全員が溶解処置される。同胞をそのような形で失った世界中のロビタは集団自決を行い、稼動可能な物は全て溶鉱炉に身を投じる。月にいて集団自決に参加できず、エネルギー切れによる自決を選んだ最後の一体のロビタは、35世紀に猿田博士に救助され、「未来編」では猿田博士の助手として働くが、ロックにより破壊されてしまう。
- 牧村五郎
- 「宇宙編」で登場するアストロノーツ(宇宙飛行士)。生まれた時からアストロノーツとなる事を宿命づけられ、外宇宙に地球由来の細菌を持ち込まないために、無菌室で成長する。初恋の女性に裏切られた事がトラウマとなり、女性に手が早くかつ冷淡である。その初恋の女性の幻に惑わされる形で異星人を虐殺し、その罪により火の鳥から永遠に生きる刑罰を受けている。「望郷編」において(おそらく刑罰を受ける前)、地球に帰郷する途中のロミと出会う。
- マサト
- 「未来編」において猿田と共に人類の最期を見届け、なお数十億年の時を経て新たな人類の誕生を待つことを運命づけられる人間。「鳳凰編」に登場する茜丸がその生まれ変わりとする解釈もあり、「劇団わらび座」によるミュージカル「火の鳥 鳳凰編」ではストーリーにそのような解釈がみられる。ただし、これは「鳳凰編」中において「茜丸は二度と人間に転生することはない」と火の鳥が告げていることと明らかに矛盾しているものの、猿田とマサト、茜丸と我王の関係を考えると興味深い解釈である。
- チヒロ
- 精密機械局で作られた量産型の事務ロボット。2545号は「望郷編」にて地球に不法侵入したロミとコムを助け、61298号は「復活編」でレオナと出会い愛の感情を得る。チヒロ型の仲間は13,692,841体、他の型も合わせると世界に1,277,554,539体の仲間(おそらくロボットの総数)がいる。
- 八百比丘尼
- 「異形編」において無限に繰り返す時間に閉じ込められる。「太陽編」では、霊界の戦いで傷ついた妖怪の手当てを行う。自分で自分を殺すという宿命を負っている。
火の鳥の各編
執筆された作品
- 黎明編(漫画少年版)
- エジプト編
- 天国で飼われていた火の鳥が、ある日脱出に成功し下界へと降り立つ。
- ギリシャ編
- エジプト編の続き。
- ローマ編
- ギリシャ編の続き。
- 黎明編
- 3世紀の日本。ヤマタイ国とクマソ国の争いを舞台に、ヒナクとナギの姉弟、ヒナクと結ばれるヤマタイの間者グズリ、防人の猿田彦たちの数奇な運命を描く。ヤマタイ国がクマソを攻略した裏には、老いた卑弥呼が火の鳥の生き血を欲していたという事情があった。大和朝廷の成立については江上波夫の騎馬民族説を採用している(本作品執筆時には話題になった説だが、推論であり定説ではない。作品中でも邪馬台国と大和朝廷の風俗が似通っているなど、矛盾した描写も見られる)。その後何度か描き直されており、後年の版では主人公たちを襲う様々なスタイルの狼の中に「ファミコン型」なども登場する。猿田彦は転生し、火の鳥と共にシリーズ全体の狂言回し的な役回りを果たすことになる。
- 未来編
- 西暦3404年。地球は滅亡の淵にあり、地上に人間はおろか生物は殆ど住めなくなっていた。人類は世界の5箇所に作った地下都市“永遠の都”ことメガロポリスでコンピュータに自らの支配を委ねた。メガロポリス「ヤマト」と「レングード」の対立に端を発した戦争勃発で、地球上のあらゆる生物が死に絶える。独り生き残った山之辺マサトは火の鳥に地球復活の命を受ける。マサトは永い孤独と試行錯誤の中で、結局、生命の進化を見守るほかないことを悟る。肉体が滅び意識体となったマサトは、原始生命から、再び人類が文明を生み出すまで、生命の悠久の歴史を見守り続ける。結末が黎明編へ繋がるような展開となっており、「火の鳥」全編の構成を示唆している。なお、NHKのアニメではナメクジ文明のエピソードが全面的にカットされている。
- ヤマト編
- 古墳時代の日本。クマソの長・川上タケルの妹カジカと、ヤマト国の王子オグナの間に芽生えた許されざる愛の物語。オグナはヤマトタケル、川上タケルは川上梟帥がモデル。『古事記』・『日本書紀』の日本武尊伝説と、日本書紀の垂仁紀にある殉死の風習廃止と埴輪にまつわるエピソードも下敷きにしている(埋められた殉死者のうめき声が数日にわたって聞こえたという元の伝承を、火の鳥の生き血の効果であるとし、期間も1年にわたっての事としている)。石舞台古墳造営にまつわるエピソードがあるが、史実ではもっと後代の古墳であり、殉死者が埋められているという事も無い。手塚治虫はあくまで『古事記』・『日本書紀』は伝説であって、実在の天皇家とは何も関係は無いとコメントしている[2]。
- なお、作中で川上タケルは、"長島"なる部下に「王」と呼ばれているが、これは巨人=クマソ(川上タケル=王貞治、長島=長嶋茂雄)という洒落である。元は川上タケル=川上哲治で、川上が監督を引退したため、川上タケルを王貞治に見立てる内容に改稿した。
- 宇宙編
- 西暦2577年。ベテルギウス第3惑星から地球へ向かう宇宙船は、操縦者である牧村五郎の自殺によって事故に遭う。牧村以外の男女4人の乗務員は宇宙救命ボートで脱出する。だが、自殺したと思われた牧村五郎には、火の鳥もかかわる因縁めいた過去があった。乗務員間の切ない愛憎のドラマ。
- 鳳凰編
- 奈良時代。権力に翻弄され苦悩する2人の仏師、茜丸と我王の宿命の戦いを吉備真備と橘諸兄による奈良東大寺の大仏建立を絡めて描く。火の鳥は、我王には彼の悪行のせいで子孫達が持つ事になる宿命を語り、怒りを奮起させる事で彼の腕をより上達させる。一方、悪党だった頃の我王に腕を傷つけられた過去を持ち、その事実を暴露して、我王に罰を与え都から追放する事で栄華を得た茜丸には、二度と人間には生まれ変わることができないという残酷な運命を、彼の死の直前に告げる。
- 苦しみに耐え続けながらも生き続け、最後にはそれを肯定する我王と、権力の庇護を得て慢心に陥ってしまった茜丸の対比。人間の名誉と愛を望む醜さ、そして真の幸福とは何かといった深い題材を取り上げ、アニメ化もされた。ただし史実では橘諸兄によって重用されている吉備真備が、この作品では政敵として対立したり、我王の師である良弁が即身仏になったりするなど、史実と異なる点も多々見られる。K&Mにてフィギュア化されたのもこの話。
「火の鳥 鳳凰編」も参照
- 復活編
- 西暦2482年。事故に遭うも科学の力で復活出来た主人公の少年レオナは、電子頭脳が埋め込まれたせいで生命体を無機質なものとして認識するようになってしまう。逆にロボットが人間に見えるようになったため、ロボットであるチヒロに恋心を抱き愛し合うようになる。生命に細工を加えてしまった人間の罪と罰、問われる生死の意味。主人公の事故死の背景には、アメリカにおいて主人公がフェニックス(火の鳥)の生き血を入手したという過去がからんでいる。
- なお、レオナは頭の手術を受けたため一時的に坊主頭となっているが、NHKのテレビアニメ版では包帯を巻いただけの描写となっており、その点がぼかされていた。
- 藤木稟の小説『旅立ちの時』は本編の盗作ではないかと指摘されている[3]。
- 羽衣編
- 初出:『COM』(1971年10月号)
- 10世紀、三保の松原。天の羽衣の伝説を元に描いた小編。
- 全編が、舞台で演じられる芝居を客席から見たような視点で描かれたものになっている。非常に短い作品であるが、放射能障害についての表現についての問題や作者の意向があり、1980年まで単行本化されなかった。本来は「望郷編(COM版)」と関連する話であるが、1980年に単行本化される際、描き直された後は全く独立した話になっている[4]。
- 望郷編(COM版)
- 城之内博士が育て上げた「第二の地球」で生活する少年コム。COMの休刊によって[5]、未完のまま中断される。放射能障害を描いたCOM版「羽衣編」を前提としているため、「羽衣編」改稿に伴い、構想を新たに関連のない物語として『マンガ少年』版「望郷編」が描かれ[6]、この版は未完のままで長く単行本に収録されることがなかった。
- 乱世編(COM版)
- 初出:『COM』(1973年8月号)
- 後の「乱世編」の元となる話であるが、『COM』が再び休刊したことにともない連載中断している。弁太のキャラクターがスマートに描かれており、猿と子犬のエピソードは『マンガ少年』版に流用されている。
- 望郷編
- 八丈島のタナ婆伝説や、それと共通する西南太平洋各島の妊婦創世伝説を下敷きとしている。エデン17という小さな星で子孫の繁栄のために健気に生きる地球人ロミ。老いた彼女は地球への望郷の想いを募らせる。『COM』版の「望郷編」(未完)との関連はほとんどなく、唯一、被爆した少年コムだけが、ムーピーと地球人との混血児という設定で再登場している。何度も描き直されており、雑誌掲載版、角川書店版、朝日ソノラマ版・講談社版の各単行本では、中盤以降登場する宇宙船に他の宇宙人が搭乗したり、地球に向かう途中に立ち寄る星に違うものがあったりするなど内容が異なる。
- 乱世編
- 平安末期。木こりの弁太(弁慶)と田舎娘おぶうは源平の抗争に巻き込まれ、すれ違いの運命を送っていく。源平の抗争や源頼朝・義経兄弟の相克には、火の鳥の争奪が関わっているという筋立て。弁慶伝説を下敷きとする。「鳳凰編」の我王のその後(義経の師匠鞍馬天狗になった)も語られる。実体化状態の火の鳥は本編では登場せず、作中で火の鳥として登場するのは実は孔雀だった。講談社版では義経と清盛が白兵衛と赤兵衛に生まれ変わる際に数ページだけ火の鳥が登場している。
- 何度も描き直されており、雑誌掲載版、角川書店版、朝日ソノラマ版・講談社版とかなり細部が異なる。英雄として名高い義経が、本作では目的の達成のためには何物をも犠牲にして憚らぬマキャベリストとして描かれる。もっとも作中で義経が行う非道な行為には、一ノ谷の戦いの際に民家に火を放った件や、壇ノ浦の戦いの際に非戦闘員である船の漕ぎ手を射た件など、平家物語や義経記に扱われているものも多い。
- 生命編
- 西暦2155年。視聴率を上げようと焦るTVプロデューサー青居は、クローン人間による殺人番組を考案する。クローン技術の本場であるペルーに向かうが、ペルーがクローン技術の実用化に成功したのは、火の鳥の血を引く女性の影響があった。雑誌掲載版と単行本では、エンディングがまったく異なる。
- 異形編
- 7世紀と近未来の2つの時代が舞台である。千年の時代を隔てた2人の主人公の物語が並行して語られ、やがて運命がシンクロしてゆく。白村江の戦いで新羅に敗れ、唐の将軍に顔の皮を剥がされ狼の顔を被せられた百済の王族の血を引く少年ハリマは、命を助けられた占い師のオババ、百済救援のために派遣された将軍・阿部比羅夫と共に日本に漂着して犬上宿禰(いぬがみのすくね)と名乗り、やがて壬申の乱に巻き込まれてゆく。壬申の乱は世俗での権力闘争であると同時に、外来宗教である仏教と日本在来の神々との霊的な戦争でもあった。一方、21世紀の日本は宗教団体「光」一族に支配されており、1人の主人公、坂東スグルは対立勢力(シャドー)の工作員として地下で暮らしている。ともに政治化された宗教がテーマになっており、皮肉なことに、双方とも火の鳥自身がご神体となっている。
- 単行本化の際に連載版の未来側のストーリーが大幅に変更され、火の鳥が登場したり、猿田が罰を受ける描写などかなりのカットがなされている。古代側では火の鳥は傍観者に徹しており、その一方で未来において直接介入するのは行動が矛盾しており、それを整合させるためと推測される。また、NHKのテレビアニメ版では未来側の物語は描かれなかった。
- 休憩 INTERMISSION
- 初出:『COM』(1971年11月号)
- 手塚自身が登場し、本作のテーマや完結時期、死生観等について語るエッセイ風の短編。ストーリー上の関連は無い。
このほか、手塚以外の作家によって執筆された作品ではアニメ映画「火の鳥2772」をコミカライズした御厨さと美による漫画(初出:『マンガ少年』(1980年2月号~1980年4月号)がある。詳細については当該項目を参照。
執筆されなかった作品
- 大地編(シノプシスのみ)
- 日中戦争時の上海を舞台に、関東軍の戦意高揚のため、中国大陸に伝説の仙鳥の探索を計画する。シノプシスには間久部緑郎(ロック)、猿田博士が登場。
- 後述の1988年のミュージカルによる『火の鳥』上演のための原作として、上記内容で新作描き下ろしを連載をする予定だったが、よりSF的な内容にとの希望があったためペンディングとなった。『野性時代』に1989年春から掲載されるはずだったとも言われるが[7]、手塚が病に倒れたことから執筆されることはなかった。ただし、『野性時代』の編集部は『火の鳥』の続編ではなく『シュマリ』の続編を望んでいたという。
- アトム(再生?)編(構想のみ)
- 初出:連続ラジオ小説「火の鳥 乱世編」(NHKラジオ第1放送 1980年3月21日)、その他にも証言複数有り。
- 本編OA後に手塚治虫自身が21世紀が舞台であるので『鉄腕アトム』の外伝を描いてみたいと構想を語っている。具体的な構想があったわけではないが、断片的なアイデアとして、「アトムはロボットであり、不死の存在と言える。その魂は、最終的には、火の鳥に救われるのではないか」と言うことと、「意識していたわけではないのだが、お茶の水博士はその容貌からして、猿田の血を引いていると思う。彼はアトムの最期を見届けることになるだろう」と語っている。長く手塚のチーフアシスタントを務めた福元一義によれば本編が完結編となる予定だったとある[8]。この構想の一部が2003年のゲーム「ASTRO BOY・鉄腕アトム -アトムハートの秘密-」に生かされている。
- 現代(完結)編(構想のみ)
- 初出:『ニュータイプ100%コレクション 火の鳥』(角川書店/1986年刊行)、その他にも証言複数有り。
- 手塚治虫は「火の鳥」の全体構成を、黎明編から時代を下り、また未来編から時代を遡って、現代編で結実するものとしていた。しかし作品自体が長期化するにつれて、「現代」自体がその時によって変化してしまうため、この初期構想は実現しなかった。実際にも太陽編では時代設定が21世紀初頭、及び飛鳥時代となっている。異形編において戦国時代まで時代が下った訳だが、再び時代を遡った事になり、初期構想が破綻した事を示している。また太陽編の連載時は80年代で21世紀は未来扱いだったが、21世紀が到来して過去になってしまった。
- 後に角川春樹との対談の中で、手塚治虫自身が「現代編」の新たな構想を語っている。手塚は「現代」というものの解釈を「自分の体から魂が離れる時」だとし、その時こそ「現代編」を描く時だとした。ほかに「1コマ」「ひとつの話」「火の鳥の終末になっていること」、と「現代編」の構想を語った。しかし、この新たな構想による「現代編」が描かれることはなかった。『ブラック・ジャック』の一編である「不死鳥」において、現代社会の中の「火の鳥」が描かれているが、手塚自身がこの作品を封印していたこともあり(「火の鳥」の「現代編」との兼ね合いを考えての措置だったと言われている)、「現代編」との関連は薄いと見るべきであろう。
また、前述の「火の鳥2772」は手塚治虫漫画全集で手塚自身が描き下ろしで再漫画化する予定もあったが、実現しなかった。その後、太陽編完結後にもミュージカル原作として描き下ろしをする話があったという[9]。
火の鳥で描かれる歴史上・神話上の人物・出来事
他のメディア
一連の作品の一部はラジオドラマ化、アニメ化、テレビゲーム化、または実写映画化された。
ラジオ
- 連続ラジオ小説「火の鳥 黎明編」(NHKラジオ第1放送 1977年3月21日から3月28日)
- 連続ラジオ小説「火の鳥 未来編」(NHKラジオ第1放送 1977年3月29日から4月2日)
- 連続ラジオ小説「火の鳥 鳳凰編」(NHKラジオ第1放送 1978年1月4日から1月15日)
- 連続ラジオ小説「火の鳥 乱世編」(NHKラジオ第1放送 1980年3月3日から3月21日)
- 「火の鳥 生命編」(ニッポン放送 1987年1月1日 手塚治虫のオールナイトニッポンスペシャル内ミニドラマ)
- 声の出演:小泉今日子
- オーディオドラマ「火の鳥 永遠の生命」(文化放送 1999年10月から2000年3月)
- 声の出演:土井美加
テレビアニメ
2004年に手塚プロダクション制作、NHK-BSハイビジョン(総合テレビ)にて本放送された。火の鳥を演じた竹下景子はアニメ映画「火の鳥2772 愛のコスモゾーン」以来24年ぶりの火の鳥での出演である。放送エピソードは「黎明編」・「復活編」・「異形編」・「太陽編」・「未来編」。ハイビジョン制作、5.1chサラウンド音声作品。
NHKでは様々なチャンネルで何度も放送されている。
- BSハイビジョン
- 総合テレビジョン
- 2004年4月~6月 NHKアニメ劇場枠にて毎週日曜19:30から放送。
- 2005年4月、ミッドナイトチャンネル枠内で土曜深夜24:50~25:15に放送された。
スタッフ
- 原作:手塚治虫
- 監督:高橋良輔
- 作画監督/キャラクターデザイン:杉野昭夫、内田裕、西田正義、大下久馬
- 美術監督:河野次郎、西田稔、斉藤雅巳、柴田正人
- 色彩設定:箕輪綾美、小林美代子
- 撮影監督:中村圭介
- 音楽:内池秀和、野見祐二
- 音響監督:小林克良
- アニメーション制作:手塚プロダクション
- 国際共同制作:Thirteen/WNET New York
- 共同制作:NHKエンタープライズ
- 制作・著作:NHK
声の出演
放映リスト
| 話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 美術監督 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1話 | 黎明編 その一 | 五武冬史 | 寺田和男 | 吉村文宏 | 杉野昭夫 | 河野次郎 |
| 第2話 | 黎明編 その二 | 吉村文宏 | 津田義三 | 杉野昭夫 高橋直樹 | ||
| 第3話 | 黎明編 その三 | 竹内啓雄 | 杉野昭夫 | 河野次郎 安原稔 | ||
| 第4話 | 黎明編 その四 | 青山弘 | 杉野昭夫 垪和等 大下久馬 | 河野次郎 | ||
| 第5話 | 復活編 その一 | 長谷川圭一 | 波多正美 | 吉村文宏 | 内田裕 | 斉藤雅巳 |
| 第6話 | 復活編 その二 | 鈴木卓夫 | 萩原露光 | 内田裕 渡辺章 | ||
| 第7話 | 異形編 | 杉井ギサブロー | 大下久馬 水野健太郎 | 大下久馬 | 河野次郎 | |
| 第8話 | 太陽編 その一 | 野崎透 | 竹内啓雄 | 伊藤幸松 | 西田正義 清水恵蔵 | 柴田正人 |
| 第9話 | 太陽編 その二 | 桑原智 | 西田正義 | |||
| 第10話 | 太陽編 その三 | 竹内啓雄 | 西田正義 瀬谷新二 | |||
| 第11話 | 太陽編 その四 | 西田正義 | ||||
| 第12話 | 未来編 その一 | 小林弘利 | 吉村文宏 | 杉野昭夫 | 西田稔 | |
| 第13話 | 未来編 その二 | 波多正美 | 鈴木卓夫 | |||
テーマ曲
- オープニングテーマ
- 「火の鳥」
- 作曲 - 内池秀和/編曲 - 野見祐二/演奏 - チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、チェン・ミン、諫山実生
- オーケストラによる演奏で、歌唱なし。
- エンディングテーマ
- 『火の鳥』
- 作詞 - 湯川れい子/作曲 - 内池秀和/編曲 - 冨田恵一/歌 - 中島美嘉
実写映画
| 火の鳥 | |
|---|---|
| 監督 | 市川崑 |
| 製作 | 市川喜一 村井邦彦 |
| 脚本 | 谷川俊太郎 |
| 出演者 | 若山富三郎 尾美としのり 高峰三枝子 ほか |
| 音楽 | 深町純 |
| 主題歌 | 松崎しげる「火の鳥」(本編未使用) |
| 撮影 | 長谷川清 |
| 編集 | 長田千鶴子 池田三千子 |
| 配給 | 東宝 |
| 公開 | 1978年8月19日(全国公開) |
| 上映時間 | 137分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 日本語 |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
| allmovie | |
| IMDb | |
『火の鳥』(ひのとり)は1978年8月19日(1978年8月12日には、有楽座にて先行公開)に公開された日本の特撮・アニメ映画。製作は東宝・火の鳥プロダクション。配給は東宝。イーストマンカラー、ビスタビジョン。上映時間は137分。第1部である黎明編(月刊COM版)を映画化。
トップクレジットの経歴を持つ出演者12人という超豪華キャストと各界のトップネームを結集したスタッフで話題を集めたが、興行成績は都市部ロードショーの大ヒットに反し地方興行が惨敗でフルアニメーションで制作予定だった続編『宇宙編』は断念された。ピンク・レディーを踊る狼、瞳の中に燃えあがる怒りの炎といった遊びの過ぎたアニメ合成が多く、「壮大なテーマが結実しないうちに映画がさっさと出来上がってしまった印象」(佐藤忠男)など批評も芳しくなかった。市川監督自身も同年にNHKラジオ番組「日曜喫茶室」で、「ラッシュを見て、こんな映画を撮った監督はどこのどいつだと思った」と冗談まじりに失敗作を示唆している。CS放映はされているが、DVDやLDやVHSなど現在のところ本作は発売されていない。東宝特撮封印作品を販売するドラマCD発売会社グリフォンは『ノストラダムスの大予言』と『獣人雪男』のドラマCDの広告の下に東宝特撮封印作品ドラマCDシリーズ第2弾として、『緯度0大作戦』と本作のドラマCDの発売が予告されていたが実現のしないまま未発売に終わった。
キャッチコピーは、はばたけ! 永遠の鳥よ 燃える炎の中に愛の宇宙が見えるまで。
スタッフ
- 製作:市川喜一、村井邦彦
- 原作、アニメーション総指揮:手塚治虫
- 脚本:谷川俊太郎
- 音楽:深町純
- テーマ音楽:ミッシェル・ルグラン
- 演奏:ロンドン交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団
- サントラ盤:アルファレコード
- 主題歌(本編未使用):「火の鳥」
- 撮影:長谷川清
- 美術:阿久根巌
- 照明:佐藤幸次郎 (照明技師)
- チーフ助監督:橋本伊三郎
- 衣裳:コシノジュンコ
- 現像:東洋現像所
- 特技監督:中野昭慶
- 原画:小林準治、中村和子、岩崎治彦、堀治、八木大、三輪考輝、勝井千賀雄
- 作画演出:鈴木伸一
- 編集:長田千鶴子、池田美千子
- アニメーション制作:手塚プロダクション
- 監督:市川崑
キャスト
- 猿田彦:若山富三郎
- ナギ:尾美としのり
- ヒミコ:高峰三枝子
- スサノオ:江守徹
- イヨ:草笛光子
- ヒナク:大原麗子
- グズリ:林隆三
- カマムシ:加藤武
- タケル:田中健
- まじない師:伴淳三郎
- スクネ:大滝秀治
- オロ:風吹ジュン
- ウラジ:沖雅也
- マツロ王:潮哲也
- ヤマタイ国親衛隊長:小林昭二
- 女官サヨ:木原光知子
- 女官ヌサ:ピーター
- 女官シメ:カルーセル麻紀
- 丹古母鬼馬二
- 天弓彦:草刈正雄
- ウズメ:由美かおる
- ジンギ:仲代達矢
アニメ映画
- 『火の鳥 鳳凰編』
- 1986年公開。
| 火の鳥 鳳凰編 | |
|---|---|
| 監督 | りんたろう |
| 製作総指揮 | 角川春樹 |
| 製作 | りんたろう 丸山正雄 岩瀬安輝 |
| 脚本 | 高屋敷英夫 金春智子 |
| 出演者 | 堀勝之祐 池田昌子 |
| 音楽 | 石川光 宮下富実夫 |
| 主題歌 | 渡辺典子 |
| 撮影 | 石川欽一 |
| 編集 | 尾形治敏 |
| 配給 | 東宝 |
| 公開 | |
| 上映時間 | 60分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 日本語 |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
| IMDb | |
OVA
- 「火の鳥・ヤマト編」(1987年)
- 「火の鳥・宇宙編」(1987年)
舞台
- 青二プロシンフォニックドラマ『火の鳥-黎明編』(1979年)
- オペラ『火の鳥-黎明編』(1985年) 青島広志作曲
- オペラ『火の鳥-ヤマト編』(1985年) 青島広志作曲
- ミュージカル『火の鳥』(1989年)
- 宝塚歌劇花組公演『火の鳥』(1994年)
- 宝塚市立手塚治虫記念館開館記念公演。
- 松竹音楽劇『火の鳥』(1994年)
- ABCミュージカル『火の鳥』(2000年)。演出:マキノノゾミ、音楽:財津和夫
- 音楽劇『NINAGAWA火の鳥』(2000年)
- 民話芸術座『火の鳥・羽衣編』(2004年)
- 創作舞踊劇場公演『火の鳥 転生編~炎のむこうにあなたがいた~』(2004年)
- わらび座ミュージカル『火の鳥 鳳凰編』(2008~2009年)
TVゲーム
- 火の鳥 鳳凰編 我王の冒険(ファミリーコンピュータ、コナミ、1987年)
- 火の鳥 鳳凰編(MSX2、コナミ、1987年)
その他
- テレビアニメ『ふしぎなメルモ』に登場するミラクルキャンディーの原料は火の鳥の卵である(第1話で製造過程が描かれている)。
- 鈴木英史による吹奏楽曲「鳳凰~仁愛鳥譜」は、鈴木のお気に入りである「未来編」のイメージで作曲されたものである。
- テレビアニメ『アストロボーイ・鉄腕アトム』(2003-2004年)にゲストキャラクターとして登場している(手塚作品のスター・システムの一環である)。声優はNHKのTVアニメ版と同じ竹下景子である。
- TV番組『水曜どうでしょう』において、「中米・コスタリカで幻の鳥を激写する!」(2001年)の冒頭、旅の主目的であるケツァールが火の鳥のモデルであると語られている。
- イギリスのアンビエント・テクノ・バンドのシステム7が、シングル「Hinotori」を含むアルバム『Phoenix』を2007年に発表。これは、手塚治虫の長女・手塚るみ子の呼びかけによるもの。『火の鳥』の内容に触発されて制作された。
- 阪神・淡路大震災復興活動のシンボルマークとして使われていた。これは悦子夫人が兵庫県に「火の鳥」のイラスト使用権を10年間無償提供した事による。
- 2010年8月6日に全国農業協同組合中央会は、2010年日本における口蹄疫の流行で被害を受けた畜産農家の復興支援を目的に、火の鳥をデザインしたマークを作成している[10]。
脚注
- ^ 矢口高雄「愛蔵版 マタギ」(1990年 中央公論社)前文『「マタギ」の思い出』より。表題作が掲載誌を変えて書き継がれたことを、「火の鳥」と出版業界事情を引き合いに出して説明している。
- ^ マンガ少年別冊の「ヤマト・宇宙編」前書きにて。
- ^ 手塚治虫と藤木稟の作品を比較するサイト
- ^ マンガ作品紹介 火の鳥望郷編 手塚治虫ワールド
- ^ 中野晴行『そうだったのか手塚治虫』祥伝社、2005年、p169
- ^ マンガ作品紹介 火の鳥望郷編 手塚治虫ワールド
- ^ 中野晴行『そうだったのか手塚治虫』祥伝社、2005年、p176
- ^ 竹熊健太郎『ゴルゴ13はいつ終わるのか?』イースト・プレス、2005年、p62
- ^ 森晴路「手塚マンガあれこれ」『まんだらけ16』まんだらけ出版部、1997年
- ^ 宮崎口蹄疫復興“火の鳥”マークを作成 JA、手塚プロがタッグサンケイビズ 2010年8月6日
関連項目
外部リンク
| NHK総合 日曜19:00台後半枠(本作よりNHKアニメ劇場) | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
火の鳥 | ||
| 市川崑 | |
|---|---|
| 1947年 - 1949年 | 東宝千一夜 (1947年) - -「眞知子」より- 花ひらく (1948年) - 三百六十五夜 東京篇・大阪篇 (1948年) - 人間模様 (1949年) - 果てしなき情熱 (1949年) |
| 1950年代 | 銀座三四郎 (1950年) - 熱泥地 (1950年) - 暁の追跡 (1950年) - 夜来香 (映画) (1951年) - 恋人 (1951年) - 無国籍者 (映画) (1951年) - 盗まれた恋 (1951年) - ブンガワンソロ (1951年) - 結婚行進曲 (映画) (1951年) - ラッキーさん (1952年) - 若い人 (1952年) - 足にさわった女 (1952年) - あの手この手 (1952年) - プーサン (1953年) - 青色革命 (1953年) - 天晴れ一番手柄 青春銭形平次 (1953年) - 愛人 (映画) (1953年) - わたしの凡てを (1954年) - 億万長者 (映画) (1954年) - 女性に関する十二章 (1954年) - 青春怪談 (1955年) - こころ (1955年) - ビルマの竪琴(第一部・第二部) (1956年) - 処刑の部屋 (1956年) - 日本橋 (1956年) - 満員電車 (1957年) - 東北の神武たち (1957年) - 穴 (映画) (1957年) - 炎上 (1958年) - あなたと私の合言葉・さようなら、今日は (1959年) - 鍵 (小説) (1959年) - 野火 (1959年) |
| 1960年代 | 女経(第2話「物を高く売り付ける女」) (1960年) - ぼんち (1960年) - おとうと (1960年) - 黒い十人の女 (1961年) - 破戒 (1962年) - 私は二歳 (1962年) - 雪之丞変化 (1963年) - 太平洋ひとりぼっち (1963年) - ど根性物語 銭の踊り (1964年) - 東京オリンピック (1965年) - トッポ・ジージョのボタン戦争 (1967年) - 青春 第50回全国高校野球選手権大会 (1968年・総監督) |
| 1970年代 | 愛ふたたび (映画) (1971年) - 時よとまれ、君は美しい/ミュンヘンの17日(最も速く) (1973年) - 股旅 (映画) (1973年) - 吾輩は猫である (1975年) - 妻と女の間 (1976年) - 犬神家の一族 (1976年) - 悪魔の手毬唄 (1977年) - 獄門島 (1977年) - 女王蜂 (1978年) - 火の鳥 (1978年) - 病院坂の首縊りの家 (1979年) |
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| テレビドラマ | 木枯し紋次郎 (1972年 - 1973年) - 刑事追う! (1996年) - 盤嶽の一生 (2002年) |
| 関連人物・項目 | 和田夏十 - 長谷川清 - 長田千鶴子 - 久里子亭 - 石坂浩二の金田一耕助シリーズ |
| 講談社出版文化賞児童まんが部門 |
|---|
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火の鳥 (漫画)