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詳しい解説

明日の記憶』(あしたのきおく)は、荻原浩小説である。2006年には渡辺謙主演で映画化もされた。

2004年9月に光文社より出版(ISBN 4334924468)、2005年には第2回本屋大賞の第2位にランクイン、第18回山本周五郎賞受賞。2007年11月、光文社文庫より文庫化(ISBN 9784334743314)。

目次

あらすじ


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


家庭も省みず仕事に生きる49歳、広告代理店のやり手営業マン、佐伯雅行。仕事においては大きなクライアントとの契約が決まり、プライベートにおいては娘の結婚が決まる、と順風満帆に見えた彼を突如、物忘れが激しくなる、めまい、幻覚といった不可解な体調不良が襲う。

妻・枝実子に促され、しぶしぶ忙しい仕事の合間を縫って病院を訪れ診察を受けた結果、医師から若年性アルツハイマー病という診断を下される。知らないうちに自分の体内で起こっていた受け止めがたい現実に直面した彼は、錯乱し自暴自棄になり、病院の屋上から飛び降りようとするが、医師の必死の説得により何とか思いとどまる。そして屋上から階下へ戻る階段の途中で座り込み、枝実子と話し合い、二人は涙を流しながらも病気と向き合う覚悟を決める。

登場人物

佐伯 雅行 
広告代理店第二営業局部長。49歳。若年性アルツハイマー病にかかる。
佐伯 枝実子 
雅行の妻。病気になった夫を献身的に支える。
伊東 梨恵(佐伯 梨恵) 
24歳の佐伯夫妻の一人娘。直也とできちゃった結婚をする。仕事一筋の父親に反発したことも。
伊東 直也
梨恵の夫であり、設計事務所を経営する33歳の建築家。
伊東 芽吹
梨恵の娘であり、雅行の孫娘。
園田
雅行の部下。叱咤されることが多かったが、雅行の病状が判明すると仕事を引き継ぐ。
安藤 
雅行の部下。
生野 啓子 
雅行の部下。佐伯チームのメンバーでは23歳といちばん若く、明朗快活で部を盛り上げる華やかな存在。
河村 篤志 
大手メーカーを親会社とするIT企業「GIGA FORCE」の宣伝課長。佐伯チームの一大クライアントであり、良き理解者でもある。
吉田 武宏 
大学病院神経内科の医師で、雅行の主治医でありアルツハイマー病治療の先駆者でもある。父親がアルツハイマー病を患っている。
木崎 茂之 
アルツハイマー病にかかった雅行が、進行を少しでも遅らせようと通う陶芸教室の先生。
しかし佐伯の病気をうまく利用し、金銭を騙し取ろうとした。
浜野 喜美子 
枝実子の同級生で、現在は陶芸ギャラリーのオーナー。47歳の今でも独り身だが、プライドを持って仕事に打ち込み、今の地位を築いてきた。
菅原 卯三郎 
奥多摩の工房「日向窯」の主人。雅行と枝実子が結婚するきっかけを作った。若き日の枝実子に手を出そうとしたことがある。現在はアルツハイマー病を患っている。
馬場 敏哉
アートディレクター。雅行の持っている名刺には「ジャラジャラ、態度悪し」と書かれていた。

映画

明日の記憶
監督堤幸彦
製作総指揮渡辺謙
製作東映
ケイダッシュ
東映ビデオ
住友商事
光文社
読売新聞
日本出版販売
脚本砂本量
三浦有為子
出演者渡辺謙
樋口可南子
音楽大島ミチル
撮影唐沢悟
編集伊藤伸行
配給東映
公開日本の旗2006年5月13日
香港の旗2007年4月12日
韓国の旗2007年5月10日
アメリカ合衆国の旗2007年5月18日
中華民国の旗2007年9月14日
上映時間122分
製作国日本の旗 日本
言語日本語
興行収入22億円
allcinema
キネマ旬報
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IMDb
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2006年に映画化。渡辺謙は、これが映画初主演の作品となった。映画『SAYURI』の撮影中だった渡辺が、立ち寄ったハリウッドの書店でこの本を見て自身の白血病の闘病生活を重ね合わせ内容に対し深く感動、原作者である荻原浩に映画化を熱望する手紙を直接送ったのが映画化のきっかけである。

渡辺から手紙が送られてきた荻原は当初、渡辺謙本人からの手紙ではないだろうと思っていたが本当に渡辺謙からの手紙だと知って仰天したという。映画のスタッフロールでは、渡辺謙は「エグゼクティブ・プロデューサー」となっているが、渡辺自身は“エグゼクティブ・プロデューサー”ではなく“イントロデューサー(紹介者)”であると述べている。

メインキャスト


スタッフ
エピソード
  • フジテレビ関西テレビの情報番組『スタ☆メン』に渡辺がゲストとして出演し、この映画について語った。この時に、映画で渡辺演じる主人公・佐伯の娘役を演じた吹石一恵がゲストパネラーで出演しており、吹石は父親として娘へメッセージを送る結婚式のシーンで本当に涙が出たと語っていた。

ラジオドラマ

2006年9月11日TBSラジオ毎日放送で放送。

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明日の記憶

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